世界的大ヒット作『ワンダー 君は太陽』から生まれた、もうひとつの物語『ホワイトバード はじまりのワンダー』より、ヘレン・ミレン演じるサラの少女時代を演じたアリエラ・グレイザーと、同じクラスでいじめられていたジュリアンを演じたオーランド・シュワートの、撮影当時の互いへの想いやマーク・フォースター監督との撮影の日々を振り返るインタビュー映像が到着した。
全世界1500万部突破のベストセラー小説シリーズ「ワンダー」を映画化し、興行収入320億円超えのスーパーヒットを記録した『ワンダー 君は太陽』。正しいことよりも「親切」なことを選ぶということを教えてくれた前作のテーマを受け継ぎながら、新たなメッセージを携えたもうひとつの物語が誕生した。『ワンダー 君は太陽』でいじめっこだった少年ジュリアン(ブライス・ガイザー)と、ジュリアンのおばあちゃん・サラ(ヘレン・ミレン)が主人公の本作は、あれから6年、学校を退学となった自覚のない孫の行く先を心配したサラが希望に満ちた未来へ導くために、自ら封印していた“衝撃の過去”を告白するという、衝撃と感動のヒューマンドラマ。監督は、『ネバーランド』『プーと大人になった僕』などのファンタジー・ヒューマンドラマを手掛けてきたマーク・フォースター。名優ヘレン・ミレンとアリエラ・グレイザー&オーランド・シュワ―トの若手キャストが織りなす、涙と希望の物語だ。
■『ホワイトバード はじまりのワンダー』アリエラ&オーランドインタビュー
サラの少女時代を演じたアリエラ・グレイザーと、同じクラスでいじめられていたジュリアンを演じたオーランド・シュワートは、ともにオーディションを経て役を射止めた。2021年初頭の撮影時、同年代の2人は約4カ月の撮影期間の中で急速に仲良くなったと話す。アリエラはオーランドの演技に対して「役柄に関して、しっかり思考を巡らせている」「1つ1つの動きがしなやかで落ち着いていた」と話し、オーランドは「長年の友達かのように一緒にいて楽」とアリエラに対しての想いを語っており、互いに信頼しあっていたことがわかる。
本作を手掛けたマーク・フォースター監督に対して、アリエラは当初、「『ネバーランド』をはじめ多くの名作を生みだしたマークと一緒に働くことが恐れ多いと思っていた」のだとか。撮影の印象的だった思い出として「台本に“泣きわめく”とあった時、どう表現すべきか悩んでいた。“君の役だから好きに演じればいいよ 君が納得しないと意味がない”とマークが言ってくれてすごくうれしかった。」と振り返り、親切に答えてくれたマークに対して「温かく明るい人で、すごく安心した」「優しくて面白い人」と表現。
オーランドもまた、マークとの撮影を振り返り、彼が演じたジュリアンの身体について相談を重ねたようで、原作のジュリアンは松葉づえを2本ついているところを1本にしたのだとか。「1本なら僕も動きやすいし、腕が1本空いているからスケッチブックも持つこともできる」と、マークとの濃密なディスカッションがあったからこそ、説得力のあるジュリアンを表現できたのだろう。戦時下で誰かを無償で救おうとする本当の愛情とは何かを描いた本作。真摯に撮影に向き合った若手キャスト2人にも注目だ。
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